入院病棟もある大規模な病院では、入院患者さんの看護に当たるために看護師も夜もいなくてはいけません。
看護師全員が24時間体制で働くことはできませんから、看護師には勤務シフトというものがあります。
以前は、日勤、準夜勤、深夜勤という3交代制の勤務シフトが主流でした。
しかし、1996年に国立兵庫中央病院で2交代制の勤務シフトが導入されるようになってから多くの病院が採択するようになって来ています。
簡単に言えば2交代制は、これまでの3交代制で行われてきた準夜勤と深夜勤をくっつけた形です。
病院によって勤務時間帯は異なりますが、夜勤が16~17時間と極端に長いです。
状況によっては夜勤帯に仮眠をとる時間も無く、また、勤務時間が長いことからミスが起きたり、夜勤が終わるころには心身ともに非常に疲れていることが多いです。
しかし、悪いことばかりではありません。
勤務時間が長いことから、朝までにやっておけばいい仕事などは自分のペースで進めることが出来ること、夜勤明けの翌日は休日になることも多く、ゆっくり休めることなどは3交代制よりよい点です。
また、勤務が日勤と夜勤しかないために、勤務交代の際も複雑でなく、行いやすいといえます。
子供が小さくて一晩中家を開けているのが不安などと言ったお母さん達は、2交代制よりも夜勤時間が短い3交代制、多少夜勤時間は長くても、仕事が終わった後じっくり自分の時間を楽しみたいという人には2交代制が向いているといえます。
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